実際にi-katsuを服用している方⑨「胃弱体質」
by 神谷雄介
i-katsuを作った巣鴨駅前胃腸内科クリニックでは、実際にi-katsuを飲んで頂いたり、薬とi-katsuを併用したりしております。
どのような方に飲んでいただいているかご紹介させて頂きます。
Case⑨ 20代 女性 以前から胃弱体質
【症状】
以前から胃弱体質で、中学生くらいの時から緊張すると胃が痛くなるということを繰り返しており、社会人になってからその頻度が増えたとのことで当院を受診されました。
【診察】【検査】
触診上は心窩部(みぞおち)の辺りを押すと痛みがあり、念のため腹部エコー・ピロリ菌検査などを行いましたが、異常はなく、症状や今までの経過から病気ではなく体質的なものと考えました。
【治療】
胃弱は胃の粘膜の知覚過敏や、胃の働きの異常(胃酸の分泌過多や胃の動きの不具合)で起こる状態と推測されます。
ストレスや疲れ・食生活の乱れなどが要因となりますが、根本には遺伝的な素因や胃内環境(=胃内細菌叢)・胃の形などの体質があります。
同じようなストレスを感じたり、食生活を送っていても症状が出る人と出ない人がいるのは、この体質的な部分が関与していると考えられます。
胃内細菌叢のバランスが悪くなると(悪玉菌の増加や善玉菌の減少)、胃弱になる傾向がありますが、胃由来の乳酸菌にはこの胃内細菌叢を改善する効果が報告されており、その胃内細菌叢を改善して胃弱体質自体の改善を目指し、i-katsuを使用することにしました。
また、i-katsuの成分である胃由来の乳酸菌には胃酸の分泌過多を抑え、胃酸の状態を正常化する働きもあり、胃酸分泌過多による胃の痛みを抑える効果もあります。
<治療内容>
i-katsuの服用
長期的な効果:胃内環境(胃内細菌叢)の改善→胃弱体質の改善
即効的な効果:胃酸分泌過多の抑制→胃痛の改善。
【経過】
まずは1か月ほど飲んで頂くと、胃痛の程度・頻度ともに軽減してきたとのことで、そのまま続けてみることとしました。
3か月ほど経過すると、胃痛もほとんど感じなくなってきて、胃の症状に悩むことがほぼなくなったとのことでした。また、i-katsuを飲み始めてから食べる量も増えてきて、食事自体もおいしく食べれるようになったとの実感もあり、今後も服用を続け、さらなる胃弱体質の改善を行っていくこととしております。
文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)