実際にi-katsuを服用している方⑪「胃の痛みが治らない」
by 神谷雄介
i-katsuを作った巣鴨駅前胃腸内科クリニックでは、実際にi-katsuを飲んで頂いたり、薬とi-katsuを併用したりしております。
どのような方に飲んでいただいているかご紹介させて頂きます。
Case⑪ 30代 女性 胃の痛みが治らない
【症状】
高校生くらいの時からストレスや緊張時に胃の痛みを感じていました。ここ数年は頻度が増し、次第に吐き気を伴うようになり、近医で胃内視鏡(胃カメラ)やエコー・CTなどの検査も受けましたが異常はなく、機能性ディスペプシアと診断されました。薬で治療を行いましたが、改善せず、いくつか他の病院も受診し、色々薬を試したものの、やはり改善なく当院にご相談に来られました。
【診察】
以前の検査結果・経過・症状から当院でも機能性ディスペプシアと診断しました。
【治療】
機能性ディスペプシアは胃や腸などに特に異常がないにも関わらず感じてしまう胃痛や胃もたれ・食欲不振などの症状をさします。
原因としては、ストレスや疲れなどによる胃の機能の調整機能の乱れによる「胃酸の分泌過多」「胃腸の動きの低下」「粘膜の知覚過敏」などで引き起こされます。
また同じ環境下でも症状が出る方・出ない方がおられるのは体質(遺伝的素因・胃内細菌叢・胃の形など)が関わると言われています。
治療としては、
- 胃酸分泌過多を抑える制酸剤
- 胃の粘膜を保護する粘膜保護剤
- 胃の動きを改善する機能改善薬
などを使用して行います。
今までもH2ブロッカーやPPIという胃酸を抑える薬(①に該当)と粘膜保護剤(②)・機能改善薬(③)・漢方などを処方されていましたが、改善がないとのことと、ご本人が当院のサプリi-katsuを試してみたいとのことで、服用して頂くこととしました。
すでに服用中の薬については、ご本人の継続希望もあり、またi-katsuとの飲み合わせは悪くなく、i-katsuに含まれる胃の乳酸菌と生薬は胃酸の分泌過多を適正化し胃の動きを改善する作用を持っており、薬では不十分な部分を補ってくれることを期待し併用することとしました。
【経過】
i-katsuを併用し始めたところ、4-5日で吐き気は落ち着き、何となく胃の痛みを感じる頻度が低下してきたとのことでした。
1ヵ月しばらく続けるうちに痛みの頻度はかなり減り、3か月ほど続けて頂くと、症状がほとんど気にならない状態となりました。
その後もi-katsuを継続したいとのことで継続し安定した状態が続いています。
今回のように薬で治らない方にも、お力になれるケースがあります。
またi-katsuはサプリなので副作用が出ることがなく、その後も安定した状態を維持するのにも有用です。
(※サプリは薬剤と違い個人差がありますし、必ずしも全ての方にお役に立てるわけではないのでご了承ください)
文責:神谷雄介院長(消化器内科・内視鏡専門医)